高性能フィルター(SH-100型)
フィルターについての安心・安全
SH-100型浄水フィルターは、他の浄水フィルターに比べ高浄水能力です。
遊離残留塩素除去に特化した浄水フィルターではありません。
遊離残留塩素除去に特化した浄水フィルターを最近見かけることがありますが、SH-100型浄水フィルターはそれらのものと比較した場合でも除去能力値を大きく上回ることがあります。そこでよく勘違いをされるのが、他のフィルターに比べSH-100型はフィルターの交換時期が長くなるや、目詰まりがしづらいと思われることです。
水道水中には遊離残留塩素以外にも除去しなくてはならない物質は多く存在します。浄水能力が高いということは、他のフィルターに比べ多くの物質を除去するということになりますのでフィルターの交換時期等に関しては、他のフィルターと変らない、もしくは原水状況によっては短くなる場合があります。しかし、多くの物質を除去するということは、それだけ安全で安心な水が使用出来るということになります。
※カタログ内 カートリッジ交換目安(約2年)は、除去対象物質が遊離残留塩素の場合の目安です。
SH-1000型(SH-100型)が除去できる物質
試験方法が法律で定められている物質(11項目)
❶遊離残留塩素
水道水の中に残っている消毒用の塩素のことです。肌荒れや髪のパサつき等の原因となったり、不快なにおいを発生させたりします。
※「遊離」は他の物質と結合していない状態を指す言葉です。
❷2-メチルイソボルネオール
藻類が生成する物質です。水道水のカビ臭の原因の1つで、墨汁のようなにおいがします。毒性は確認されていませんが、とても強いにおいがあるため基準値が定められています。
※目薬1滴分の2-メチルイソボルネオールをにおいがわからなくなるまで薄めるには、学校のプール約16杯分の水が必要といわれています。
❸2-クロロ-4,6-ビス(エチルアミノ)-1,3,5-トリアジン
除草剤として使用されている農薬のことです。「シマジン」や「CAT」とも呼ばれます。発がん性の疑いや、血液への影響(ヘモグロビン濃度減少等)や子供の発育への影響等があるといわれています。
※使用するには都道府県知事の許可が必要です。
❹溶解性鉛
水に溶けた鉛のことです。古い住宅等では鉛の給水管が残っていることがあり、そこから溶け出して水道水に混ざる可能性があります。毒性は蓄積性があると考えられていて、貧血、腎臓への障害、神経系への障害等、様々な影響を引き起こす可能性があります。
揮発性有機化合物
【蒸発しやすく、大気中で気体となる有機化合物の総称】
❺テトラクロロエチレン
揮発性有機化合物の一種で、ドライクリーニングや金属の洗浄に使用されています。発がん性がおそらくあるとされています。土壌から地下水へ汚染が広がる可能性があり問題となっています。
❻トリクロロエチレン
揮発性有機化合物の一種で、電子部品の脱脂洗浄剤等に使用されています。発がん性が確認されています。土壌から地下水へ汚染が広がる可能性があり問題となっています。
※日本を含め多くの国で食品や医薬品への使用は禁止されています。
❼総トリハロメタン
揮発性有機化合物であるトリハロメタン(メタンの水素原子のうち3つがハロゲン原子に置き換えられた化合物)のうち浄水場で消毒のため投入される塩素と水の中の有機物が反応してできる4種類のこと。
❽クロロホルム
腎臓、肝臓、呼吸器等に障害が起きる可能性や、発がん性の疑いがあります。
❾ブロモホルム
揮発性有機化合物の一種で、電子部品の脱脂洗浄剤等に使用されています。発がん性が確認されています。土壌から地下水へ汚染が広がる可能性があり問題となっています。
※日本を含め多くの国で食品や医薬品への使用は禁止されています。
❿ブロモジクロロメタン
腎臓、肝臓、甲状腺等に障害が起きる可能性や、発がん性の疑いがあります。
⓫ジブロモクロロメタン
発がん性の疑いがあります。
その他の物質(一部抜粋)
PFOS・PSOA
有機フッ素化合物の一種で、PFOSは金属メッキ処理や泡消火剤等に、PFOAはフッ素ポリマー加工や界面活性剤等に使用されていました。現在は製造や輸入が禁止されています。分解されにくく、生物の体内に残りやすく、大気循環で長距離を移動しやすい性質があるため、過去に使用されたものが世界中で残留しているといわれています。発がん性の疑いや、免疫系への影響等が考えられます。
※ヒトへの影響があることは確認されていますが、どのくらいの量で影響があるのか、どのくらいの量なら安全なのか等、わかっていないことも多くあります。
ジェオスミン
藻類が生成する物質です。水道水のカビ臭の原因の1つで、土のようなにおいがします。毒性は確認されていませんが、とても強いにおいがあるため基準値が定められています。
※ヒトの嗅覚はジェオスミンに敏感で、2-メチルイソボルネオールよりも低い濃度でもにおいを感じると言われています。
陰イオン界面活性剤
水道水における陰イオン界面活性剤の濃度は、0.2 mg/L以下と定められています。これは、陰イオン界面活性剤が水道水に含まれると泡が発生する原因となり、水質の低下を招くためです。
フェノール類
フェノール類は、防腐剤や消毒剤、医薬品、染料などの製造原料として使用されており、工場排水などから水道原水に混入します。水道原水に混入したフェノール類は、塩素消毒の過程でクロロフェノール類を生成し、水道水に異臭味を与えます。
